知ってる?福岡県

久留米市田主丸ではかっぱが「水神様」として信仰されているのをご存じですか?

県南部を流れる筑後川は、古来より洪水が頻発する暴れ川でした。人々はこの洪水を神のたたりと考え、水神を祭って安全を祈願しました。その後、かっぱが洪水を収める神としてあがめられるようになり、かっぱ信仰が根付いたとされています。

田主丸のかっぱ伝説の由来は諸説ありますが、「中国から熊本県八代市の球磨川に渡来したかっぱが、肥後藩主・加藤清正に追い出されて筑後川に逃げ込んだ説が有力です」と語るのは、九千坊本山田主丸(くせんぼうほんざんたぬしまる)河童族事務局の菰田馨藏(こもだけいぞう)さんです。河童族は、芥川賞作家で『河童曼荼羅(まんだら)』の著者である火野葦平(ひのあしへい)さんとの交流をきっかけに昭和30年に発足し、毎年8月8日に「河童祭り」を開催するほか、11月中旬の「田主丸耳納の市」などに積極的に参加しています。

田主丸の町を歩くと、かっぱが寝そべっているユニークなデザインのJR田主丸駅をはじめ、かっぱの木像や石造、壁画や絵画など、いたるところでかっぱに遭遇します。その数はなんと千体を超えて、現在も増え続けています。ぜひJR田主丸駅で入手できる「かっぱ巡りMAP」を片手に、川と人をつないできたかっぱを探しに出かけてみませんか?

通称「かっぱ駅」で知られるJR田主丸駅。平成2年に地元高校生のデザインが採用され、今年7月にカフェ「カパテリア」を併設しリニューアル

どこか愛嬌のある「28河童」。他にも「鉄河童」や「河童の壁画」など、「かっぱ巡りMAP」に24カ所のかっぱを紹介

九千坊本山田主丸河童族事務局の
菰田馨藏さん

田主丸耳納の市 11月17日(土)・18日(日)
場所:福岡県緑化センター(久留米市田主丸町益生田1125)

問い合わせ:久留米観光コンベンション国際交流協会田主丸事務局
☎0943-72-4956
ファクス0943-72-4959